【袴田巌さん再審公判結審】裁判を終えた姉のひで子さんの思いは
袴田事件は再審公判の審理を全て終え袴田さんの弁護団や姉のひで子さんが会見を行いました。
ひで子さん:
「きょうでやっと終わりました。本当にほっとしている。きょうの午前中の裁判はあまり聞こえなかった。聞いてなかった。死刑なんて言わないと思ったら、最後に死刑といった。聞こえませんでした私。午後からの弁護士さんの反論は素晴らしく良くて、もうこれで勝ったようなもんだと、そう思っております。(巌は)わかるかわからんか、ちょっとわからないが。「こういうふうだよ」と説明したいと思っています。ともかく一安心でございます。みなさま長い間ありがとうございました。」
小川秀世主任弁護人は
小川秀世主任弁護人:
「弁論は非常に簡潔で的確な表現でみんなやっていただいた。聞いていてわかりやすかったんではないかと思っている。死刑判決のえん罪というのは、回復しがたいダメージを与えてしまうというのは、改めてこの事件で死刑制度自体が問われなければいけない。死刑があって必ずえん罪が出てくる。えん罪ということだけで死刑制度自体が存続するべきではないと本当に確信した。」