「卑劣で悪質な犯行」だが一部の被害者と示談成立 無許可でレッカー業を営んだ罪などに問われた被告に執行猶予付きの判決 静岡地裁
無許可でレッカー業を営んだ罪などに問われた男の裁判で、静岡地裁は執行猶予付きの判決を言い渡しました。
藤枝市の会社役員の被告(40)は、おととしから去年の間、3回に渡り無許可でレッカー業を営んだほか、使っていない高速代金をだまし取ったなどとして、道路運送車両法違反や、詐欺などの罪に問われていました。
9日開かれた裁判で、静岡地裁の谷田部峻裁判官は「車両故障に見舞われた顧客につけこむ、卑劣で悪質な犯行」と指摘しました。
一方で、一部の被害者とは示談が成立しているなどとして、被告に懲役2年、執行猶予4年と罰金100万円の判決を、被告が経営する会社に罰金100万円の判決をそれぞれ言い渡しました。