150年前に南伊豆町沖で沈没したフランスの郵便船ニール号の追悼シンポジウム 静岡・南伊豆町

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150年前静岡県南伊豆町沖で沈没した、ニール号の追悼シンポジウムがこのほど開かれました。

 フランスの郵便船ニール号は1874年3月、南伊豆町の入間沖で嵐に遭い沈没、乗員86人が犠牲になりました。

 ニール号にはウイーンで開かれた万国博覧会に日本が出品した美術工芸品が積み込まれていました。

 ニール号は2005年静岡県の水中遺跡に登録され、シンポジウムでは調査の様子が紹介されました。
東海大学 木村淳准教授:
「船体はまだ海底にあることに関しては、多くの方がご存じない。地域・歴史にとって非常に重要なものになります」

 シンポジウムのあと関係者らは、慰霊碑の前で献花をして黙とうを捧げました