リニア新幹線の静岡工区と同様に破砕帯の近くで工事をしている三遠南信自動車道のトンネルを視察 静岡県議会ふじのくに県民クラブ

リニア新幹線工事に関連し、静岡県議会第2会派のふじのくに県民クラブは、破砕帯の近くでトンネル工事をしている長野県の現場を視察しました。

 ふじのくに県民クラブの県議7人が視察したのは、三遠南信自動車道の静岡と長野の県境を貫く青崩峠トンネルの工事現場です。

 青崩峠トンネルは全長4998メートルあり、付近には中央構造線と呼ばれる破砕帯があります。

 リニア新幹線の静岡工区の工事もこの破砕帯を横断する予定です。

 国土交通省の職員は「青崩峠トンネルの掘削場所はこの破砕帯の近くにあり複雑な地質で工事は難航した」と話しました。

ふじのくに県民クラブ 阿部卓也副会長「(トンネル工事では)問題があれば止めて、一つ一つ専門家を入れて検討して、最善の策を取ったとのことなので、これからJR東海も工事を進めるにあたっては、そういう姿勢で取り組んでもらえたらと強く感じている」

 ふじのくに県民クラブは今回の視察の結果を議会や県民に公開することも考えているということです。