再審で無罪判決を受けた袴田巌さんに密着した映画が静岡市で上映 16日に監督が舞台挨拶
再審で無罪判決を受けた袴田巌さんに密着した映画の舞台挨拶が16日、静岡市で行われました。
舞台挨拶には笠井監督が登壇し、体調不良で出席できなかった巌さんの姉・ひで子さんのメッセージを流しました。
●袴田ひで子さん(声):
「48年の苦労というのが報われて、無罪確定というか死刑囚でなくなったというのがね大きい私には。またお目にかかれる機会があると思いますが、よろしくお願いいたします」
映画「拳と祈り」は、巌さんとひで子さんの姿を22年にわたって追ったドキュメンタリーで、笠井監督は「司法との戦いを続ける2人の生活や対話から袴田さんの世界を感じてほしい」と話していました。
映画は静岡市の「静岡シネ・ギャラリー」で28日まで公開されています。