静岡市が大型ドローンの実証実験 孤立した集落に物資を運ぶ手段として期待
孤立した集落に物資を運ぶ手段として、静岡市が初めて大型ドローンの実証実験を行いました。
●板垣亮記者:
「離陸しているのは、全長2メートル以上ある大型のドローンです。機体には25キロほどの水が取り付けられています。物資を運ぶのに活躍が期待されてます」
静岡市は土砂災害が起きた場合、92カ所の集落が孤立する危険性があるとしています。この日は、そのうちの1つ、葵区の相俣地区で実証実験を行いました。
ドローンを上空100メートルに飛ばし、800メートル先まで物資を運び、人の手を借りずに物資を取り外します。
●静岡市危機管理課 杉村晃一さん:
「悪天候の中だが、実際にドローンを飛行して、物資がスムーズに搬送することができました。ドローンは非常に機動性が高いというのが挙げられて、ヘリコプターが飛べないときに速やかに 物資の搬送ができるのでは」
市はヘリコプター以外の手段として、天候に左右されにくく少人数でも飛ばせる大型ドローンの導入を検討しているということです。