【リニア新幹線】山梨県知事 工事の安全のためボーリング調査は必要 静岡県の懸念は期成同盟会の席で共有するとの方針示す
リニア工事に伴うボーリング調査を巡って、山梨県の長崎幸太郎知事は26日の定例会見で改めて必要性を強調する一方、静岡県の懸念を建設促進期成同盟会で共有する方針を示しました。
長崎幸太郎知事:
「山梨県内では本坑の掘削が始まっている。作業員の命にかかわる問題なので、情報収集活動として事前の調査である先進坑のボーリング調査は不可欠であると考えている」
この問題を巡っては静岡県がJR東海に対して県境から300メートル地点より先へ 掘り進めないように求め、長崎知事が 不快感を示していました。
これに対して川勝知事は24日の関東地方知事会議で長崎知事に直接謝罪し、今後は緊密に連携していく方針を確認していました。
会見で長崎知事は「水がどのくらい出るかが重要でどちらの水かは二義的な話」だと述べた一方、「静岡県の懸念は重要な問題だと受け止める」として、来週開かれる建設促進期成同盟会の総会で共有する方針を示しました。
長崎幸太郎知事:
「沿線都府県でしっかり共有して、そこでそれぞれの考えや疑問をぶつけあったり、交わし合ったりする場を作るべく提案していきたい」