「今回は変革加速予算」難波喬司市長が過去最大規模の新年度当初予算案を発表 静岡市
過去最大規模となる予算編成になります。静岡市は一般会計で3885億円の新年度当初予算案を発表しました。
静岡市 難波喬司市長:
「今回は変革加速予算。今年は加速ですので、アクセル少しを踏み込んだ形でスピードを上げていっている状況」
静岡市の難波市長は3日の定例会見で、「市の人口減少が厳しい状況になりすぎている」と強調。
人口減少対策を柱に子育て支援策や、地域経済の活性化などに重点を置いて予算編成したと説明しました。
出産した女性が心身を回復したり、育児の不安を軽減したりするために助産師にケアを受けられる施設利用費を安くするため2800万余りを計上。
急病の子どもを預かる施設の増設などに4600万円余りを盛り込みました。
そして物価高騰に伴い、給食費負担を軽減するため、6億1200万円を計上しています。
アリーナ
静岡市 難波喬司市長:
「アリーナ関係でまちづくりと一体となっていく必要がある。東静岡駅と静岡鉄道長沼駅を一体化してこの辺りのまちづくり」
東静岡駅北口にアリーナを建設する用地取得費などに11億3000万円余りを計上し、建設費として300億円の債務負担行為を設定しました。
宮川・水上地区の再開発
また難波市長は去年こんな発言をしていました。
静岡市難波喬司市長・2024年2月28日
「恐らくあれだけの規模の再開発あるいは新しい用地の造成は最後のチャンスぐらいの規模だと思います」
久能山スマートインターチェンジ周辺47ヘクタールにわたる宮川・水上地区の再開発に向けて道路整備費用などに10億8300万円余りを盛り込みました。
この計画は大型商業施設の誘致を核としていて、市は1月31日郊外に商業施設を誘致する条件を緩和し、準備を進めています。
静岡市 難波喬司市長:
「ここを有効活用しないといけないということで、本当に宝のような土地。市がやはり公共的な道路や河川そういうところの改修をしっかりやる」
静岡市の新年度の当初予算案は2月定例会で審議されます。