焼津市議会政治倫理審査会の委員は 格闘技イベントのオーディションに議員バッジをつけて出演した市議について「条例に違反する」との結論を議長に報告

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人気格闘技イベントのオーディションに出場した市議を巡り、焼津市議会の政治倫理審査委員会は審査結果を議長に報告しました。

焼津市の石原孝之市議は、おととし10月人気格闘技イベント「BreakingDown」のオーディションに、議員バッジをつけ市議を名乗って出場。

 このほか海外出張を巡る議会での答弁などが問題視され、これまで5回にわたって政治倫理審査会が開かれていました。

 10日午後審査会の委員は、議長に対していずれも「条例に違反する」との結論を報告しました。

 報告書では「議員活動と全く関係ない」とする石原氏に対して、オーディションの選定を有利にするため議員の立場を利用したという疑念を払拭(ふっしょく)することはできないと説明。

 また、テレビの動画などを許可なく掲載するなど著作権侵害のおそれがある行為もみられ、議会から注意があっても削除しないことは、遵法精神が希薄であると言わざるを得ないとして「条例に違反する」と結論付けました。

 これに対し石原市議は事実と異なるところがあると主張しています。

焼津市・石原孝之市議:
「弁明書で出すか出さないかきょうは持ち帰って考えるが、腑(ふ)に落ちません。正直言って。市議会全体に強烈な違和感を感じている」

 石原市議への処罰は今後議会運営位員会に諮られます。