市内の中学生480人に市内全域の路線バスに乗車できるフリーパスを配布 事業費6300万円を新年度予算案に計上 静岡・伊豆市
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静岡県伊豆市は市内の中学生全員にバス乗り放題のフリーパスを配付します。
●伊豆市・菊地豊市長:
「中学生の移動手段は、全生徒に配布する中学生フリーパスによって実現します」
伊豆市は市内全域の路線バスに乗車できるフリーパスを中学生全員に配付することを決め、事業費としておよそ6300万円を新年度当初予算案に計上しました。対象はあわせておよそ480人です。
市はこれまでも通学定期券全額を補助していますが、部活動での移動や学校間交流、それに公共交通の利用促進などを目的に新年度からこの事業を始める方針です。
また市の自主運行バスは4月に3つの中学校が統合する伊豆中学校の開校に合わせ、単独運行が困難になった
東海バスの「湯ヶ島線」「熊坂線」を再編するなどして、これまでの21系統から29系統に増えることになります。一方で「柿木循環線」は利用者数の減少で2024年度内での廃止が決まっています。