静岡県議会2月定例会が開会 鈴木知事は財政健全化に向け大型事業の見直しを実施する考え示す
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静岡県議会2月定例会が開会し、鈴木知事は改めて財政健全化に向け大型事業の見直しを実施する考えを示しました。
18日午後、開会した県議会。国の経済対策に伴い566億4700万円を増額する2月の補正予算案や、一般会計で過去最大の1兆3723億円となる新年度の当初予算案など90の議案が提出されました。
●鈴木知事:
「大規模プロジェクトの見直しや投資的経費の適正化などをはじめとする歳出の見直しと、未利用財産の売却や受益者負担の適正化などの歳入の見直しを計画的に行ってまいります」
鈴木知事は改めて財政健全化を強調し、その第一弾として知事公舎の売却を表明しました。
●鈴木知事:
「知事公舎につきましても、必要性や維持コスト等を踏まえて廃止をし、跡地を売却することといたしました」
10年間を計画期間として策定した中期財政計画では、浜松市に建設が計画されている新しい県営野球場など大型事業の見直しが含まれます。
新野球場を巡っては、県が基本計画で3つの案を示していてこのうちドーム型の建設費はおよそ370億円と試算されていますが、資材価格や人件費の高騰からさらに膨らむ見通しです。
県議会ではこの他、現職の副知事2人の辞職に伴い、総務省の元官僚で浜松市の財務部長を務めた平木省さんと、沼津市の副市長・塚本秀綱さんを選任する人事案も上程されました。
2月定例会は3月17日までの28日間で行われます。