狭山事件で無期懲役が確定し再審請求中だった石川一雄さんが死亡 袴田ひで子さんは「60年も闘ってきたのになんでこんなに早く…」

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突然の訃報は県内の仲間にも悲しみをもたらせました。狭山事件で無期懲役が確定し再審請求中の石川一雄さんが入院先の病院で11日亡くなりました。拘置所で袴田巌さんと親交がありました。

袴田ひで子さん「私たちは共に闘ってきた仲間なんですよ。石川さんもね。それだから本当にがっかりしています」

石川一雄さん:
「我が無実叫び続けて60年。えん罪が晴れるまで元気で闘っていきます」

 石川一雄さんは62年前、埼玉県狭山市で女子高校生が殺害されたいわゆる「狭山事件」で、無期懲役が確定。

 32年の服役後に仮釈放され、無実を訴えて3回目の再審請求中です。

 支援者によりますと、石川さんは1週間ほど前に院し、昨夜亡くなったということです。

 86歳でした。

 再審で無罪が確定した袴田巌さんとは東京拘置所で親交があり「イワちゃん」「カズちゃん」と呼び合う仲でした。

袴田ひで子さん:
「今度は石川さんの番だよって私も随分励ましてきたんですがね。残念ですね。60年も闘ってきたのになんでこんなに早く逝っちゃったんだよって
 いうこと。もうちょっと頑張ってもらいたかった」