静岡県内企業の景況感を示す指数 今後マイナスからプラスへ転じる見通し

 静岡財務事務所がまとめた静岡県内企業の景況感を示す指数は、今後マイナスからプラスへ転じる見通しとなることがわかりました。

 調査は、静岡財務事務所が資本金1000万円以上の企業を対象に3カ月ごとに行っていて、県内268の企業から回答がありました。

 1月から3月にかけての景気について、「上昇した」と答えた割合から「下降した」と答えた割合を差し引いた指数は、全産業でマイナス3.4となり、前回の調査からマイナス幅が縮小しました。

 業種別で変化が大きかったのは、製造業のうち紙・パルプで、受注の減少や包装の簡素化などの影響で前回からマイナス幅が大きくなっています。

 今後は、プラスに転じる見通しで、食料品からは仕入れ値が落ち着き、価格転嫁が見込まれることを理由に挙げる声があったということです。