あなたはどっち SNS上で議論沸騰モバイルオーダーの賛否 「店員に頼みたい」vs「注文漏れがない」
4月に入り、歓迎会シーズンが本格化する中、今“あるシステム”がSNS上で議論の的となっています。
齋藤諒アナウンサー
「おまかせ6本セット注文する押します。(♪ピロン)送信できました。こちらのお店ではこのように料理とドリンクをスマートフォンから注文することができます」

店にあるQRコードを読みこむことでメニューが表示され、店員を呼ばすに注文することができる「モバイルオーダー」。いま、このシステムをめぐって SNSを中心に“賛否”が。実際に街でも聞いてみると…。
静岡市民20代:「注文漏れがないのは助かる」
静岡市民30代:「店員を待たなくていいので、次の料理やお酒が来る時間が短縮される時間のメリットが大きい」
静岡市民20代:「(店員を)気にしないで頼めるし、迷った時もすぐ取り消せる。優柔不断なので相手を気にせずに取り消せるし選べるのがすごく便利」
「待たなくていい」「気にしなくていい」などと好意的な意見がある一方で…。

静岡市民20代:「ギガが無い時や携帯の充電が無い時は注文できないので、それはどうなのかなと思う」
島田市民30代:「店員に頼みたい。(QRコードを)読み込んでメニューを探すのも面倒くさいので、早く生ください、焼き鳥くださいと言いたい」
掛川市民50代:「(店に)入ったら、スマートフォンを使っての注文だったので、やめて帰った。自分のスマートフォンで操作をしてまで注文するぐらいなら、他のお店でもいい」
「店員に頼みたい」という声や、自分のスマホを使用するため「通信料やバッテリーが気になる」という声も聞こえてきました。

静岡市駿河区の焼き鳥店。食べ物は約100種類、飲み物は約200種類とメニューが豊富です。こちらの店では去年の夏からモバイルオーダーを導入しています。
鳥幸 富士見台店 榊原昌史店長:「経費削減、これだけ物価高もあるし、人件費もかかる中、経費削減しようと思って始めた」
これまで手書きで取っていた注文がモバイルオーダーになることで、1日に必要な店員数を減らすことができ、負担の軽減やミスの減少にもつながるなど、様々なメリットを感じているようです。
鳥幸 富士見台店 榊原昌史店長:「素早い提供、お客様の不満が無くなった。いままで料理遅いよ、もっと早く持ってきてよというのがあったが、早く持っていくことや、追加でデザートを頼むようになったり、ご飯ものを頼むなど、追加のオーダーが増えるようになった」

この日訪れていたお客さんからは「便利」だという声が聞こえてきました。
客
Q.モバイルオーダーの経験はいままである?
A.「実は初めてです。いつも居酒屋だと、ピンポンでやっていたが、便利です」
Q.実際に使ってみてどう?
A.「これ(スマホ)でピッてすぐ簡単にできるので、楽でいい」
客:「便利になった。昔は大きい声で呼んだり、ピンポンしたりだったが、手元で分かりやすい。それが(店員に)伝わるので、話を妨げないのですごくいい」

賛否両論あるモバイルオーダー。スマホの操作が苦手なお客さんに対しては、こんな対応をしているようです。
鳥幸 富士見台店 榊原昌史店長:「ご年配の方やモバイルオーダーをするのが大変な方もいらっしゃるので、代わりに打ちますよと言って代わりに打っています。お客様によって臨機応変に変えています」
便利に感じる人もいれば、難しさを感じる意見もあるモバイルオーダー。みなさんはどう感じていますか?
