リーグ戦3連敗のジュビロ磐田 OB山田大記「どんな状況でも自分たちのことを信じて一緒に戦ってほしい」

 昨季限りで現役を引退したジュビロ磐田CROの山田大記(36)が1日、静岡県の鈴木康友知事を表敬訪問し、子ども食堂など県西部を中心に取り組んでいるNPO法人Re:Frameの活動を報告した。

 一方、今季J2を戦う磐田は直近の試合で3連敗と9位に苦しんでいる。訪問後取材に応じた山田は「僕自身選手をやらせてもらっていたので、選手自身が今の状況に対して変化を起こしていくことがすごく大切だと思います。自分たちが掲げる目標に対して大きく不足しているのが事実。なので、やはりピッチに立つ選手たちが、誰よりもこの状況が発生しているっていうことを理解して、自分から変化を起こしてくれる期待したい」と語った。

 開幕2連勝や、ルヴァン杯での静岡ダービーに勝利するなど、明るい材料も多かった磐田だが、前節のホーム山口戦の3連敗のあとはサポーターからブーイングも起きた。「(サポーターに)これだけ苦しい思いをさせてしまっている中で、すごく申し訳ないですけど、どんな状況でも、やっぱり自分たちのことを信じて、一緒に戦ってほしいなと思います。もちろん信じて、スタジアムに足を運んでくれていますし、一緒に戦ってくれてると思いますが、僕自身苦しいときに支えてくれるサポーターの存在って本当に力になったので、うまくいってるときに一緒に喜べるのも嬉しいですけど、本当になかなかどうなんだって思うような状況でも、自分たちを信じてくれる人の存在っていうのは、選手にとってもチームにとっても大きな力になるので」と山田。

 4月はリーグ戦で勝利がなかった磐田、月が替わり連敗を止めることができるか。次節は3日、アウェーで4位今治と対戦する。(取材:静岡朝日テレビ・片山真人)

静岡県庁
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