静岡県でおよそ3年半ぶりに風しん患者が確認 県がワクチンの接種を呼びかける
静岡県は、およそ3年半ぶりに県内で風しん患者が確認されたと発表しました。県は、定期予防接種の対象者にワクチンの接種を呼びかけています。
県によりますと、4月21~27日の期間に西部保健所管内で、高齢でない成人の患者が確認されたということです。県内で風しんの患者が確認されたのは、2021年10月以来です。
風しんは、発熱、発疹、リンパ節の腫れなどを特徴とするウイルスによる感染症で、咳やくしゃみなどの飛沫で感染します。特効薬はなく、ワクチン接種で予防することが重要です。
一方、一般的に「はしか」といわれる麻しんの患者は、2025年すでに全国で96人、県内で1人確認されています。
こうした状況を受け、県は、「定期予防接種接種の対象者は、風しん・麻しん混合(MR)ワクチンの接種をお願いしたい」と呼びかけています。
