静岡・函南町の小学校で「SOSの出し方講座」 子どもの自殺を防ごう

子どもの自殺防止の対策事業として、静岡県函南町の小学校で「SOSの出し方講座」が開かれました。
函南町では多感な子どもたちに、自らの命の大切さを知ってもらおうと「SOSの出し方講座」を実施しています。
函南町立丹那小学校で開かれた講座には、4年生から6年生までのおよそ20人が参加。スクールカウンセラーで公認心理師の羽畑あい子さんを講師に招き、コミュニケーションの取り方などを指導しました。
児童たちは2人1組で最近うれしかったことをしゃべりあいながら、相手の話を聞いたりお互いの良いところを話し合ったりとコミュニケーション能力を高めていました。
●小学6年(女子):
「自分が悩んだり辛かったりしたときにリラックス方法を使ったりとか友達や家族に相談することの大切さを知った」
●小学6年(男子):
「友達は良いな~と思った。自分のリラックス方法が知れて(講座を)やってくれて感謝しています」
●公認心理師 羽畑あい子さん:
「1人で悩まない1人で抱え込まない・解決は友達と話をする・話をきいてもらっただけで心が軽くなるので、助け合って思春期を乗り越えてほしい」
町では今後も町内の小学校で実施していく予定です。