繁殖力が強い特定外来生物「オオキンケイギク」の根絶をはかり市内で一斉駆除 静岡市

静岡市で特定外来生物=オオキンケイギクの駆除活動が行われました。
川沿い一面に鮮やかな黄色い花を咲かせているのは、北米原産のキク科の植物「オオキンケイギク」です。
道路沿いや河川敷によく見られるこの植物は、つぼみのような袋と土の下の根に種子があり、繁殖力が強く「特定外来生物」に指定されています。
静岡市は13日オオキンケイギクの駆除活動を市内7カ所で行い、そのうち静岡ヘリポートでは静岡市や静岡県の職員、ボランティアの周辺住民らおよそ20人が参加しました。
繁殖を防ぐため、参加者は根から一本一本慎重に引き抜き、種子が落ちないようにビニール袋に入れていきました。
ボランティア:
「すごいたくさん覆っていて繁殖力が強いな」「根をしっかりと抜かないといけないのが難しい」
静岡市環境共生課 鈴木勇海主事:
「特定外来生物は市民の生活に大きな影響を与える。根絶し、広まるのを阻止して市民の生活をより良くしたい」
静岡市は今後もこうした一斉駆除を続けていくほか、市民からの情報を募り、生息状況を把握していくということです。