人気アニメ「エヴァンゲリオン」とコラボして観光客を誘致「シン・ハママツ計画」 浜松市
大人気アニメとコラボして観光客を誘致へ。浜松市で始まった「シン・ハママツ計画」とは!?
進士陸斗記者
「大迫力のエヴァンゲリオン初号機。浜松市では、このエヴァンゲリオンとコラボした観光プロジェクト「シン・ハママツ計画」が始まっています。」
1995年のテレビアニメ放送から今年で30周年を迎えた「新世紀エヴァンゲリオン」。
主人公の碇シンジや綾波レイなど、今でも各キャラクターに根強いファンがいることも特徴のアニメです。

中野市長
浜松市は2021年に公開された「シン・エヴァンゲリオン劇場版」で「天竜二俣駅」が映画に出てくる「村」のモデル地の一つになっていて、その縁から観光客を誘致する今回の「シン・ハママツ計画」がスタートしました。
中野祐介市長(13日)
「遠いところだと北海道・沖縄から来ましたとアンケートに書いていただいている方もいらっしゃいまして、エヴァンゲリオンのコンテンツの持つパワーを実感しております」

「天竜二俣駅」
4月20日のコラボ開始以降、市内では早速“効果”が出てきているようです。
天竜浜名湖鉄道の「天竜二俣駅」では駅名が映画と同じ「第3村」に変わり、車両基地には、劇中の重要なアイテムとなる「ロンギヌスの槍」のモニュメントが設置されています。
これらを一目見ようと全国からファンが殺到。
駅で行われている「転車台見学ツアー」はゴールデンウィーク期間におよそ2000人が参加したということです。
天竜浜名湖鉄道 松井宣正社長:
「今年のGW期間中は去年のGW期間中の1.8倍ものたくさんの方にこのツアーに参加していただきまして、本当にありがたいことでございます。エヴァファンのみなさんは、熱心に写真を撮られたり、本当に熱い想いを持ってこられているのかと感じています。」

「浜松市楽器博物館」
今回の企画は、万博目当てに日本を訪れる外国人観光客にも浜松をPRしたいと実施されています。
そこで、市内21か所をめぐるスタンプラリーを実施。
その中の1つでは…
浜松市中央区の「浜松市楽器博物館」。
“楽器の街”ならではの“つながり”があるといいます。
浜松市楽器博物館 加藤駿吾さん
「渚カヲルくんは「エヴァンゲリオン新劇場版:Q」にてピアノを弾くシーンがあります。このピアノはヤマハのフルコンというピアノを使っておりまして、当館では1959年製のヤマハのフルコンを展示しています。」
アニメや映画を見るだけではなかなか気が付かないポイントを再発見。

浜松市役所
そして、浜松市役所では…。
正面玄関を入ってすぐの場所に、主人公の碇シンジが搭乗する「エヴァンゲリオン初号機」の立像が。
ゴールデンウィークには連日1000人を超える観光客が市役所を訪れたといいます。

ぼく進士くん
群馬から来たファン(浜松市出身):
「自分の街がめっちゃ好きなエヴァでいっぱいあふれていくのを見ていてすごい楽しい。今、群馬に住んでいるんですけどもっと帰ってきたくなりますよね」
Q:推しのキャラって誰ですか?
「シンジくんです。」
Q:ぼく進士くんなんですよ、名前が。
「あっ…え、そうなんですか!?」
観光客を呼び込む「シン・ハママツ計画」。
今後は市内の飲食店や物販店とのコラボ予定していているということです。
