【リニア新幹線工事】沢の水生生物の調査についてJR東海が調査前の現地確認について報告 静岡県の専門部会

リニア工事の影響を議論する静岡県の専門部会が開かれ、JR東海が南アルプスの水生生物に関する調査の進捗(しんちょく)を報告しました。
平木省副知事:
「専門的な知見、非常に重要です。丁寧に議論をしてもらい、それをしっかりと我々として受け止めてやっていきたい」
会議では静岡県がJR東海と対話を必要とする28項目のうち、生物多様性に関する項目について協議しました。
このうち沢の上流部での水生生物の調査について、JR東海は先週、調査の前段階にあたる現地確認を始めたと説明しました。
静岡県が調査を求める15の沢のうち2つの確認を終えたとし、秋ごろの本格的な調査に向けアクセスルートや、調査範囲などについて検討を進めるとしています。
JR東海 静岡工事事務所 永長隆昭所長:
「行く道の難易度が若干高い所もある。装備や注意事項も当然情報は共有したうえで行くということを徹底して、とにかく安全の確保には万全を期してやっていきたい」
一方、平木省副知事は、前の副知事からリニア問題の対策本部の部長を引き継いで以降、初めての出席となりました。
平木省副知事:
「スケジュール感を持ってしっかりと進捗(しんちょく)を管理していくことだと思うが、森前知事から代わったと言って大きく静岡県のスタンスが代わるというわけではない」