富士登山の83歳女性が2度の転倒と激しい雨で歩けず救助要請 警察と消防が担架で救助 富士宮口六合目

 23日、富士山を登っていた83歳の女性が転倒しけがをして、救助要請しました。警察と消防が女性を担架で運び、救助しました。

 警察によりますと、静岡県函南町の83歳の女性は、登り始める前に転倒して太ももをぶつけましたが、あまり痛みも感じなかったため、予定通り午前9時ごろ息子とともに富士宮口から登山を始めました。ところが、登っているうちに次第に痛みが強くなり、さらに激しい雨が降ってきて、低体温症の症状も出てきました。そして、六合目付近で転倒し、頭部を打撲するけがをして歩くのが困難になり、息子が救助要請したということです。

 通報を受けた警察と消防がかけつけ、女性を担架に乗せて、五合目までおろし救急隊に引き継ぎました。女性らの服装に問題はなく、山小屋も予約していたということです。

富士登山の83歳女性が2度の転倒と激しい雨で歩けず救助要請 警察と消防が担架で救助 富士宮口六合目