甲子園での初戦を前に練習を手伝いに来たのは甲子園が中止になった年の優勝チームにいた先輩…

あさって茨城・明秀日立との初戦を迎える聖隷クリストファー。選手たちを激励するためＯＢが練習場を訪問しました。

　甲子園初出場となる聖隷クリストファーは、９日行われる明秀日立との初戦に向け、コンディション調整を続けています。

　実戦形式の練習中、マウンドにいる選手の胸元には”関西大学”とアルファベットで記載がー

関西大学　曽我部　僚太郎　投手
「彼らに少しでもその長い夏を過ごしていただけるようにという気持ちで手伝いにきました」

　関西大学４年生で元聖隷クリストファー野球部の曽我部　僚太郎　投手です。

　“長い夏を過ごして欲しい”その背景にはー

聖隷クリストファーＯＢ　曽我部　僚太郎投手
「自分の１個上の先輩の代が夏大会を優勝したんですけど、コロナで甲子園がなくて…」

２０２０年　静岡県高校野球大会　決勝　聖隷　ｖｓ　浜松開誠館

　審判：礼っ！

　新型コロナウイルスが蔓延していた２０２０年。

　静岡県独自に行われた大会で決勝に進出した聖隷。

実況・片山真人アナウンサー
「聖隷クリストファーが悲願の初優勝です！」

　浜松開誠館との決勝を制した聖隷でしたがコロナの影響により甲子園が中止となったことで球児たちの夏は、ここで終わっていました。

聖隷クリストファーＯＢ　曽我部　僚太郎投手
「戦って優勝した時に優勝したのに甲子園がないっていう虚しさというか悲しさがあって」

　苦渋を飲んだ年を乗り越えついに掴んだ甲子園の舞台。

　先輩たちの想いも背負い、あさっての初戦に臨みます！

澁谷　海友　主将
「協力してくださっていることは当たり前ではないので、そこにしっかり感謝をもってそのように応援してくださっているＯＢの方々もいると思うので、そこでしっかり自分たちが感謝の気持ちをもって甲子園ではつらつとプレーしていきたいと思います」