市民から辞職を求める声 学歴詐称疑惑がもたれている田久保真紀市長に 静岡・伊東市

学歴詐称疑惑がもたれている静岡県伊東市の田久保真紀市長について、辞職を求める声が市民から上がっています。

 田久保市長は大学を除籍されたにも関わらず、市の広報誌に「卒業」と記載させたなどとして、市議会の百条委員会から追及を受けています。

 田久保市長はこれまで、百条委員会から求められていた卒業証書と説明したものの提出や出頭を拒否しています。

 これを受け委員会は13日に出頭するよう二度目の請求をしています。

 こうした中、12日午前、伊東市役所の前には「田久保市長は説明責任を果たせ」「地方自治を破壊する市長は辞職せよ」と書かれたプラカードを持った市民が立ち抗議していました。

 デモをした伊東市民は「あすが百条委員会の呼び出しの日なので、前と同じように出席しないというのは、市長としてどうなんだろうというのがあるので、そこを訴えたいなという思い。百条委員会や議会をないがしろにするということは、地方自治の破壊だと思っているので、その辺をきちんと市長の責任として地方自治を行っていただきたい。説明責任をしっかり果たしていただきたい。誰かが王様は裸だって言わなきゃいけないと思って、立つようにしました」

 田久保市長は8日に自身のSNSで 百条委員会について、「出頭を前提に前向きに検討している」と述べています。

 12日は午前11時前に市役所に登庁した田久保市長。

 「百条委員会に出頭するのか」との記者の問いかけには、一切答えませんでした。

伊東市役所で抗議する市民
伊東市役所で抗議する市民