【富士山で遭難】単独下山中の男性がスリップして負傷 八合目からブルドーザーで救助 富士宮ルート

 18日、富士山富士宮ルートで下山中の男性が足を滑らせて負傷し、ブルドーザーで救助される遭難事故がありました。

 警察によりますと、愛知県豊田市の45歳の男性は18日、富士山を単独で下山中に九合目と八合目の間でスリップして転倒、右足首を負傷しました。男性はそれでも自力で下山しようとしましたが、見かねた登山者が八合目の衛生センターに連絡、衛生センターが静岡県警の山岳遭難救助隊に通報、駆けつけた山岳遭難救助隊の警察官が男性を介助しながら衛生センターまで下山させました。

 ところが診断した衛生センターの医師が、男性の足のはれがひどく、自力での下山は無理と判断し、警察官がブルドーザーで五合目まで搬送、救急隊員に引き継ぎました。

 男性は前日、富士宮口五合目から入山し、山荘で1泊した後、山頂に登り、下山する途中だったということで、登山のルールはしっかりと守っていた、ということです。

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