「午前10時頃に行く」暴力団事務所に家宅捜索の情報を漏らしたとして男性警部補を懲戒処分に 静岡県警
静岡県警は、今年6月にあった脅迫事件に関連し、暴力団事務所の捜索情報を漏らしたとして、50代の男性警部補を減給の懲戒処分としました。
懲戒処分を受けたのは静岡県東部の警察署に勤務する50代の警部補です。
警察によりますと、男性警部補は6月にあった脅迫事件に関連し、暴力団事務所を家宅捜索した際、その4時間前の朝6時頃警察署の固定電話から暴力団事務所に「捜索に行くので立ち合いをお願いしたい」「午前10時頃に行く」と連絡を入れ捜査情報を漏らした疑いが持たれています。
捜索に立ち会った暴力団員が連絡があったと警察官に話したことで発覚しました。
県警はこの男性警部補を4日付けで地方公務員法の守秘義務違反の疑いで書類送検し、1か月の減給100分の10の懲戒処分としました。
また上司の50代男性警部を口頭で厳重注意したということです。
男性警警部補は、捜索の際トラブルを防ぐ目的で連絡したなどとして「認識が甘かった。軽率な行為をしてしまった。反省している」と容疑を認めています。
静岡県警の佐藤弘道警務部長は「捜査への信頼を失墜させる行為であり、県民の皆様に深くお詫びを申し上げます。捜査情報の管理を徹底し、再発防止に努めてまいります」とコメントしています。
