50代の自衛官が部下の規律違反を上司に報告しなかったとして懲戒処分に 陸上自衛隊滝ヶ原駐屯地

静岡県御殿場市にある陸上自衛隊滝ヶ原駐屯地の50代の自衛官が、部下の規律違反を上司に報告しなかったとして懲戒処分を受けました。

 滝ヶ原駐屯地によりますと、教育支援施設隊の50代の准曹は、去年3月17日部下の隊員から規律違反を報告されたにもかかわらず、上司に報告しなかったということです。

 去年4月に部下の隊員が異動先の別の駐屯地で上司に報告したことで発覚しました。

 規律違反の内容は、公表基準に該当しないとして明らかにされていませんが、部下の隊員は懲戒処分を受けています。

 部隊の聞き取りに対し准曹は「懲戒処分に該当するとは思わなかったと話していて、22日付で戒告の懲戒処分を受けています。

 教育支援施設隊長の足立国明二等陸佐は「事案が発生し大変遺憾です。全隊員に対し遵法精神に関する教育、及び服務指導を行い同種事案の再発防止に万全を期して参ります」とコメントしています。

陸上自衛隊 滝ケ原駐屯地
陸上自衛隊 滝ケ原駐屯地