【竜巻】屋根のブルーシートはがれたり落ちたりする危険 災害支援のNPO団体も復旧作業 静岡・牧之原市

発災から10日以上経った静岡・牧之原市内では16日、災害支援を行うNPO団体も現地に入り、復旧作業が進められています。
竜巻映像:提供:静波のオヤジ(牧之原市/5日)
「これ竜巻?竜巻来るぞ!やべえ!おい!ヤバイヤバイ」
国内最大級の竜巻被害から11日。牧之原市の被災地は多くの住宅がブルーシートで応急処置をしたままの状態です。時間が経つと劣化が進んで風にあおられ、新たな問題の懸念も…。
NPO代表:「今後心配することは騒音問題。はよ、あれなんとかしてくれ、と周りから言われて精神的にまいる方も」
ブルーシートは応急措置のまま
進士陸斗記者:「牧之原市細江では、屋根に被害を受けた住宅にブルーシートが張られています。一方、こちらの住宅ではブルーシートがはがれてしまっているような状態です」

竜巻で大きな被害を受けた牧之原市では、発災から10日以上が経った今も、多くの家がブルーシートで応急処置をしたままの状態です。そんな中、こちらのお宅ではブルーシートの張り替え作業が進んでいました。特別に許可をもらって作業風景を上から見せてもらいました。

作業をしていたのは、NPOのメンバーとボランティアの人たち。NPOのメンバーがブルーシートの張り方を ボランティアに教えていました。実はブルーシートの張り方によって、防災効果が変わるのだと言います。
NPO法人レスキューアシスト 中島武志さん:「一番まずいのは白い土のう袋で、中に瓦を入れて重りにして、ブルーシートの上に乗せている張り方。UV対応の黒い土のう袋に劣化してないうちに詰め替えて乗せてほしい。いまこうやってちょっとだけ落ち着いているときに、手直しをしてほしい」
住人:「最初は孫と甥っ子がブルーシートをかけてくれたが、雨風が強くてめくれてしまって、それで土のうが落ちてしまって危なくて、安心して寝られるようにしてもらいました」
