2028年度までに県債残高300億円削減を目指す 静岡・鈴木知事が答弁 「本県財政は極めて厳しい状況」 静岡県議会

 静岡県の鈴木康友知事は19日、県の財源不足を解消するため、2028年度までに県債残高を300億円削減することを目指す考えを示しました。

 鈴木知事:「ここ数年は予算編成において500億円を超える巨額の財源不足が続いており、本県財政は極めて厳しい状況と認識せざるを得ません」

 19日の県議会で、県の財政状況について問われた鈴木知事。来年度予算編成については、トランプ関税の影響で県税収入の上振れは期待出来ないことなどから「危機的状況にある」と懸念を示しました。そして、「構造的に財源不足を解消するため、中長期的な改革努力が必要」として、「2028年度までの改革強化期間に、県債残高を300億円削減することを目指す」と述べました。

鈴木知事:「今年度中をめどに、中期財政計画における財政健全化の工程表についても検討し、構造的な歳入・歳出のミスマッチ解消に向けた道筋をつけていくことを考えている」

答弁する鈴木康友知事 9月19日
答弁する鈴木康友知事 9月19日