土石流災害の遺族らが静岡県や熱海市などに損害賠償を求めている裁判 2026年2月に裁判官が崩落した現地を確認へ 静岡地裁沼津支部

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静岡県熱海市の土石流災害の遺族らが静岡県や熱海市などに損害賠償を求めている裁判で、裁判官が2026年2月に現地を確認する見通しとなりました。

 28人が犠牲となった熱海土石流災害を巡り、遺族らは静岡県や熱海市、土地の今と前の所有者らに合わせておよそ70億円の損害賠償を求めています。

 これについて1日午後、非公開で今後の進め方が協議され、裁判官と原告・被告双方が盛土が崩れた部分や被災した場所を、2026年2月13日に確認し、協議する見通しとなりました。

 また1日の裁判では、原告側が土地所有者に安全対策を講じさせなかった行政の責任を改めて追及し、盛土の規制の権限がどちらにあったのか、静岡県と熱海市が互いに責任をなすりつけていたと批判しました。

被災した 太田滋さん
「被災者の生活を再建するためにも、行政の責任を早く認めて進めてもらいたい」