「子どもは危険な場所ほど早く通り過ぎようと焦る傾向」子どもの交通事故防止をテーマにした講演会が静岡県庁で開かれる
子どもの交通事故防止をテーマにした講演会が静岡県庁で開かれました。
出席したのは、地域の交通安全指導員やボランティアらおよそ40人です。講師を務めたのは警察庁で長年運転手や歩行者の心理を研究していた、実践女子大学の松浦常夫名誉教授です。
松浦名誉教授は「子どもは事故に遭いやすい危険な場所ほど早く通り過ぎようと焦ってしまう傾向にある」と指摘しました。その上で学校での交通安全指導の重要性を訴えました。
●実践女子大学 松浦常夫名誉教授:
「自分で歩いたり自転車に乗るとか模範的な他の人の行動を見る。観察っていうのは人間の行動を変えていく一番の基本なんですよ」
出席者は交通事故が多くなるこれからの時期に向けて、気持ちを引き締めていました。