静岡県議会9月定例会は台風15号の復旧支援のための補正予算案などを可決し閉会 議会側は知事に対し「県庁組織内での情報共有の徹底」を申し入れ

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静岡県議会9月定例会は台風15号の復旧支援のための補正予算案などを可決し閉会しました。

 静岡県議会9月定例会では一般会計でおよそ3億円が減額となった9月補正予算案など、全ての議案が可決されました。

 この予算案では財源不足が発覚した新しい県立中央図書館の整備計画を見直すなど6つの事業費を減額。

 一方で2期連続の赤字になった駿河湾フェリーの経営安定化に向けた支援費3億1000万円などを計上しています。

 また、台風15号の被災対応のため追加提出された、一般会計で16億900万円の補正予算案では、被災者の生活再建のための支援費や、農業施設の修繕費などが盛り込まれました。

 この台風15号を巡っては、被害を受けた牧之原市に自衛隊が派遣されず、県と自衛隊との事前調整の情報が職員の間で共有されなかったことが問題視されています。

 一連の問題を受け、危機管理くらし環境委員会は9日知事に対し「県庁組織内での情報共有の徹底」を求める申し入れを手渡しました。
自民改革会議 鈴木澄美代表
「危機管理上のシミュレーションがまだ十分ではなかったという結果になると思う。特定の誰かというよりはこの仕組みをもう一度再検証することが大事」

ふじのくに県民クラブ 四本康久会長
「情報の共有がしっかりできていなかったということで危機管理部に猛省を促したい」