県職員の月給1万円超の引き上げを勧告 34年ぶり高水準 実現すれば人件費は約96億円増 静岡県人事委員会

静岡県人事委員会は県職員の月給をおよそ3%、1万1500円程度引き上げるよう鈴木知事に勧告しました。
これは県内の従業員100人以上の民間企業の給与状況を踏まえたもので、月給の引き上げ率が3%を超えるのは1991年以来34年ぶりです。
対象となる県の職員は2万7500人余りで、勧告通り引き上げられれば県の人件費はおよそ96億円増えるということです。
勧告では、ほかにもボーナスを0.05カ月分増額して 4.65月分とすることや、初任給を大卒・高卒ともにおよそ1万2000円 引き上げることも求めています。
鈴木知事は「国や他の都道府県の動向などを注視しながら、勧告を尊重するという基本姿勢で臨みます」とコメントしています。