なぜ? 静岡県の財政が「危機的状況」 副知事会見の背景を県政キャップが解説

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石田アナ:「ここからは県政キャップの久須美記者とお伝えしていきます。きょう行われた財政に関する副知事の会見は異例ということですが、県の厳しい財政状況を受けて、平木副知事からはかなり強い覚悟が伺えますね」

久須美記者:「今回、行政改革の推進を担う財務部を担当する平木副知事が会見を行った背景には、厳しい財政状況を県民に伝えて、協力を呼び掛けたいという強い思いがあったようです」

石田アナ:「4年連続で500億円超えの財源不足。職員の間にも危機感が見える?」

久須美記者:「2月に示された、来年度の財源不足は510億円と見込まれていました。それが今回、物価上昇や先行き不透明なトランプ関税の影響を受けて640億円にまで膨れ上がりました。鈴木知事は、浜松市長時代に行財政改革で市の借金を1300億円返済した実績を持っていますが、就任以来よく「ここまで財政状況が悪いと思わなかった」と口にしているようです。関係者は、財政に詳しい今の知事・副知事の体制になって、“放漫経営できない”という共通認識のもとで、財政の立て直しに本格的に着手できたとみています。具体的には、知事が夏に各部局での事業見直しを呼び掛けました。ただ、それでも110億円程度の削減にとどまり、財源不足640億円を圧縮しきれずに、いわゆる借金や基金に頼らざるを得ないという状況に陥っています」

石田アナ:「これだけ財源不足が続いていると、我々県民にも影響が出てくるのでしょうか?」

久須美記者:「現状、私たちの生活に大きな影響が出ているようには感じないと思います。ただこれを抜け出さないと、先の世代に借金を背負わせてしまうことになり、公共施設の閉鎖や福祉サービスの縮小など生活に影響が出てしまう可能性もあります」

石田アナ:「具体的に財源不足を解消する取り組みは何か決まっている?」

久須美記者:「新しい県立中央図書館や、浜松市に建設が予定されている県営野球場など見直しの協議が進められているハコモノ事業は、注目すべきものです。また県は会見で、人口の減少に合わせた、職員数の適正化による人件費見直しや県有施設への民間活力導入を積極的に行っていくと発表しました。2月には新年度予算が発表されますので、新たな増収を図る取り組みなどにも期待したいと思います」
石田アナ:「ここからは県政キャップの久須美記者とお伝えしていきます。きょう行われた財政に関する副知事の会見は異例ということですが、県の厳しい財政状況を受けて、平木副知事からはかなり強い覚悟が伺えますね」

久須美記者:「今回、行政改革の推進を担う財務部を担当する平木副知事が会見を行った背景には、厳しい財政状況を県民に伝えて、協力を呼び掛けたいという強い思いがあったようです」

石田アナ:「4年連続で500億円超えの財源不足。職員の間にも危機感が見える?」

久須美記者:「2月に示された、来年度の財源不足は510億円と見込まれていました。それが今回、物価上昇や先行き不透明なトランプ関税の影響を受けて640億円にまで膨れ上がりました。鈴木知事は、浜松市長時代に行財政改革で市の借金を1300億円返済した実績を持っていますが、就任以来よく「ここまで財政状況が悪いと思わなかった」と口にしているようです。関係者は、財政に詳しい今の知事・副知事の体制になって、“放漫経営できない”という共通認識のもとで、財政の立て直しに本格的に着手できたとみています。具体的には、知事が夏に各部局での事業見直しを呼び掛けました。ただ、それでも110億円程度の削減にとどまり、財源不足640億円を圧縮しきれずに、いわゆる借金や基金に頼らざるを得ないという状況に陥っています」

石田アナ:「これだけ財源不足が続いていると、我々県民にも影響が出てくるのでしょうか?」

久須美記者:「現状、私たちの生活に大きな影響が出ているようには感じないと思います。ただこれを抜け出さないと、先の世代に借金を背負わせてしまうことになり、公共施設の閉鎖や福祉サービスの縮小など生活に影響が出てしまう可能性もあります」

石田アナ:「具体的に財源不足を解消する取り組みは何か決まっている?」

久須美記者:「新しい県立中央図書館や、浜松市に建設が予定されている県営野球場など見直しの協議が進められているハコモノ事業は、注目すべきものです。また県は会見で、人口の減少に合わせた、職員数の適正化による人件費見直しや県有施設への民間活力導入を積極的に行っていくと発表しました。2月には新年度予算が発表されますので、新たな増収を図る取り組みなどにも期待したいと思います」