シイタケと間違えて毒キノコを食べた11人が食中毒 1歳~71歳がおう吐もその後症状回復 静岡・御殿場市
静岡県は御殿場市の山林で採取した毒キノコを食べた11人が食中毒になったと発表しました。
食中毒と診断されたのは、1歳から71歳の男女11人です。
静岡県によりますと、患者の1人が御殿場市の山林で野生のシイタケと見間違って毒キノコの「ツキヨタケ」を採取。
2日に親族の集まりで、長崎ちゃんぽんの食材として調理されたツキヨタケを食べた11人に、おう吐の症状が出たということです。
全員快方に向かい、入院した患者はいませんでした。
ツキヨタケはシイタケと似ている毒キノコで、食べるとおう吐や下痢、腹痛などの症状が現れます。
全国の毒キノコによる食中毒の中でも、ツキヨタケの事例は一番多く、2015年から10年間の患者数は305人です。
静岡県は「素人の判断で安易に野生のキノコを食べたり、人にあげたりするのは絶対にやめてほしい」と注意を呼び掛けています。
