「市街地にクマが出た」との通報があったとの想定で静岡県警が緊急猟銃訓練

YouTube Video 「市街地にクマが出た」との通報があったとの想定で静岡県警が緊急猟銃訓練
動画を再生

全国的に相次ぐクマによる人身被害。静岡県警が緊急銃猟の訓練を行いました。

 27日静岡県藤枝市で行われた、緊急銃猟の訓練。

 全国的に人里での出没が相次ぎ、静岡県内でもその姿が目撃されているクマ。

訓練 目撃者
「体長130センチくらいでかなり大きかったです。」

 警察官およそ70人が参加した訓練。

 「市街地にクマが出た」と通報が入り、けが人が出た想定で行われました。

 事情聴取からクマの駆除までの流れをドローンによる探索や、交通規制、空砲による射撃を行い確認していきました。

訓練 駆除完了
「出血等あり。クマの死亡を確認」

静岡県 くらし・環境部 自然保護課 齋藤剛主査
「緊急銃猟という新しい制度ができた中で、実際形にして流れを確認するということはこれまでしていなかったので、イメージがついていい訓練になったと思う」

山内兼光 静岡県警 警視
「市や町、県、猟友会等の関係団体と連携しながらさらに練度を高めて、実際に(クマが)発生した場合には迅速、的確に対応できるよう心掛けていきたい」

 静岡県によりますと、これまでの県内でのクマの目撃件数は146件(2025年度11月27日時点)で人身被害は0ということです。