県立静岡がんセンターの決算に誤りがあった問題 県議会の特別委員会でがんセンターの局長が謝罪
静岡県議会の特別委員会で「認定すべき」とされた県立静岡がんセンターの決算に誤りが見つかり、再び開かれた委員会で幹部が謝罪しました。
県立静岡がんセンター 堀川俊局長
「再審査に時間をいただくこととなり、深くお詫び申し上げます。大変申し訳ございません」
2日午前行われた決算特別委員会では、県立静岡がんセンターの昨年度の事業決算報告書が再審査されました。
医療や研究所の費用合わせて7510万円の補正予算減額分が報告書に反映されていなかったにも関わらず、10月の決算特別委員会で「認定すべき」と決定されていたということです。
委員会の閉会後に行われた議会事務局の確認作業で誤りが発覚しました。
がんセンターの堀川俊局長は「企業会計システムに補正予算額を反映する際、入力が漏れてしまったことが原因」と説明。
ダブルチェックでも見落としがあったとして、「複数人で議案との突き合わせを実施し、再発防止に努める」としました。
決算は、2日再び「認定すべき」と決定され、4日の本会議で審議される見通しです。

