市議会議長が市議会で竜巻被害に関する質問をしないように通知したことが波紋呼ぶ　議員から苦言も　静岡・牧之原市議会

日本最大級の竜巻被害があった静岡県牧之原市。市議会議長が定例会での一般質問で、竜巻被害に関する質問をしないように通知したことが波紋を呼んでいます。

　１１日開かれた牧之原市議会全員協議会で原口康之議長が経緯を説明しました。

牧之原市議会　原口康之議長
「行政とともに復旧・復権に向けた取り組みを進めることを最優先に考えています。従って本定例会では、あえて通常の一般質問として個別に取り上げる形ではなく、全員協議会を中心とした対応を優先すると判断した」

　一方、議員からは苦言も出ました。

牧之原市議会　濵﨑一輝議員
「議長にも議運にも議員の一般質問を取り下げる権限は存在しない」

　牧之原市議会の今定例会では竜巻に関する一般質問は行われませんでした。

　牧之原市議会は１７日にも全員協議会を開き、竜巻被害に対する市の対応について要望がまとまれば１９日の議会最終日に市長に要望書を提出したいとしています。