「178万円の103万円の壁をね 178万円取りました!」国民民主党榛葉賀津也幹事長が演説中涙ぐむ 静岡・富士市
178万円への引き上げが政府・与党と国民民主党とで合意された「年収の壁」。昨夜、静岡県内入りした国民民主・榛葉幹事長も成果を強調しました。
国民民主党 榛葉賀津也幹事長 富士市 18日夜7時頃
「178万円の103万円の壁をね、178万円取りました!やり切りました。今までは年収200万円まで、160万まで行ってね。あと階段のように下がって、たった働く人の5%300万人だったんです。それが満額の178万まで、そしてなんと年収665万円まで全部皆さん税金に返します!」
18日夜、富士市で街頭演説した国民民主党の榛葉幹事長。
演説中に涙ぐむ場面も・・・。
国民民主党 榛葉賀津也幹事長 富士市 18日夜7時頃
「そして皆さん、今日これ、今月だって両方ガソリン税も103万円の壁も、全部ミッションコンプリート、やり切りました!これはね、政治家がやったんじゃないんだよ。皆さんがやってくれたんです。皆さんが政治を動かして、やってくれたんですよ。(涙ぐむ)久しぶりにね、涙が止まらないね、これ。本当にありがとう(余韻あれば残す)」
この演説の2時間前・・・。
高市総理 18日午後5時頃
「多くの納税者にとって一定の手取り増加を実現することになる」
玉木代表 18日午後5時頃
「178万円の引き上げが実現しました。共に関所を乗り越えることができました。これは高市総理の政治決断にも感謝と経緯を申し上げたい」
減税額は、今年103万円から160万円に引き上げられた分と合算すると…。
年収200万円で2万7000円
年収600万円で5万6000円
年収800万円で3万8000円となります。
財務大臣は通常、減税には後ろ向きですが、19日片山大臣は…。
片山さつき財務大臣
「減税額がこうなっているわけですから、これは一つの大きな変化でありますし、今までずっと普通のやり方でやってきてインパクトがなかったんだったら、そこに踏み込むというのは、私は大変な英断だと思っています。正直、全部を預かる財務大臣としてはきついけれども、政策論者としてはそれは一つの大きな決断だと思っておりますので」
今回の改正の財源はおよそ6500億円、160万円に引き上げた分と合算した減税額はおよそ1兆8500億円となります。
一方、所得制限が付いたことや、減税の対象から住民税の基礎控除が外れたことで、国民民主党が当初主張していた減税規模からは大幅に縮小しました。

