「安易な妥協はない」年収103万円の壁の引き上げについてあくまで強気の姿勢 国民民主党榛葉賀津也幹事長

新年度予算をめぐる協議が大詰めを迎える中、国民民主党の榛葉幹事長は年収103万円の壁の引き上げについて、「安易な妥協はない」とあくまで強気の姿勢です。
国民民主党 榛葉賀津也幹事長:
「きょうは与党の先生がいらっしゃるのでぜひお願い
がございます。東京の皆さんが払っていない税金で、春野や天竜の皆さんがたくさん払っている税金があります。ガソリン税です。ぜひガソリンの減税をしていただいて、中山間地域に住んでも安心して車にガソリンを入れられる。そのことを野党ですが、お願い申し上げます」
浜松市で開かれた式典で、自民党の城内実経済安保担当大臣らを前に、ガソリン減税を訴えた 国民民主党の榛葉幹事長。
自民・公明との協議が続く103万円の壁の引き上げにも言及しました。
国民民主党 榛葉賀津也幹事長:
「壁を取っ払うと言って3つも4つも新しい壁ができてたね。壁づくり職人のように。障害物競走じゃないんで」
先週金曜の協議で、与党は所得税の非課税枠を引き上げる対象を年収850万円まで拡大し、年収ごと4段階に分ける修正案を提示。
ただ、国民民主はあくまで一律での引き上げを求める考えです。
国民民主党 榛葉賀津也幹事長:
「複雑な案が渡されたので来週早々協議して、すぐに与党に打ち返していきたい。安易な妥協をするつもりはありません」
一方で、新年度予算をめぐり、与党は日本維新の会と
高校無償化などについて大筋で合意していて、新年度予算は成立にめどが立ちつつあります。
国民民主党 榛葉賀津也幹事長:
「維新を足せば予算は通るでしょう。しかし、その助け舟で予算が通れば、多くの国民が望んでいるガソリン減税や所得減税、これをやらずに済むというのが自民党の考えでしょう。ということは自民党の思うつぼじゃないか」