「おこめ券」静岡県内で配布を決めた市町はゼロ 35市町中23市町は別の物価高対策を講じる方針

 生活に欠かせないコメ価格の高騰を受けて、政府が打ち出したのが、「おこめ券」の配布。ただ、静岡県内でも配布を決めた市や町はいまだなく、“不人気ぶり”は鮮明です。

鈴木憲和農水大臣:「皆さんが全てお米を買うかどうかは、きっとそうじゃないだろうと思いますから、それぞれ皆さんが必要なものを購入していただくための負担軽減措置になります」
Q.おこめ券(配布)を撤回されてはどうか?
A.「それはまさに、それぞれの自治体のご判断だと思います」

「おこめ券」静岡県内で配布を決めた市町はゼロ 35市町中23市町は別の物価高対策を講じる方針

 県内自治体の判断は…。

沼津市 頼重秀一市長:「生活支援給付金は市民1人6000円。一番早く取り組むことができるということで、現金という形をとらせていただきました」

 沼津市では現金給付を行うことに。おこめ券と比較したときに、事務コストが6000万円ほど抑えられるといいます。

「おこめ券」静岡県内で配布を決めた市町はゼロ 35市町中23市町は別の物価高対策を講じる方針

 「検討中」としている、袋井市からも…。

袋井市 大場規之市長:「与えられた交付金を有効に生かすという意味では、優先順位が下がってくる気はしています」

「おこめ券」静岡県内で配布を決めた市町はゼロ 35市町中23市町は別の物価高対策を講じる方針

 県内では静岡市や浜松市がプレミアム商品券の配布を決めるなど、23の市と町がすでにおこめ券ではない物価高対策を講じる方針を固めていて、おこめ券を配布することを決めた自治体は、いまだありません。

「おこめ券」静岡県内で配布を決めた市町はゼロ 35市町中23市町は別の物価高対策を講じる方針
  • 駿河湾フェリー
  • 静岡クリスマスマーケット2025