『人が住む地域にクマが入れない対策を』 クマ対策の検討会 目撃情報は2013年の統計開始以来最多 静岡県

 静岡県がクマの適切な管理・保全を行おうと23日、検討会を開き、専門家から意見を聞きました。

 検討会は、県が特定鳥獣管理計画を策定し、クマの適切な管理・保全を行おうと開かれたもので、大学教授や林野庁の職員らが出席しました。検討会は非公開で行われ、委員からは「クマが生息する区域と人が住む市街地を区域分けし、間の緩衝地域にクマが市街地に入ってこないような対策をすべき」といった意見が上がったということです。県は来年3月から5月までの間に予定されている次の検討会で、計画案をまとめたい考えです。

 県によりますと、県内で目撃されたツキノワグマの目撃件数は22日時点で168件と、2013年の統計開始以来、過去最多です。

静岡県庁で開かれた対策会議 23日
静岡県庁で開かれた対策会議 23日
提供:菊川市
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