旧東海道の石畳で味わう、蒸籠料理と羽釜ごはんの昼餉 島田市「縁」
島田市の 旧東海道・金谷坂の石畳。その上り口に暖簾を掲げるのが、「石畳茶屋 縁」だ。歴史ある道の空気をそのまま引き継ぐような場所で、まず味わってほしいのが看板のランチ膳である。
主役は、羽釜で炊き上げるごはんに、一汁一菜を添えた「一汁一菜御膳」。この御膳に付く蒸籠料理が、店の思想を最も端的に伝えている。
「国産豚ロース肉の蒸籠」は、せいろの湯気に包まれ、肉の甘みが穏やかに立ち上がる一皿。余分な脂を落としながらも、しっとりとした口当たりを保ち、もやしとともに軽やかに箸が進む。味付けは天然塩か、川根本町産のゆずぽんず。素材の輪郭を曇らせない選択だ。
同じ御膳で選べる「塩麹漬け鶏むね肉の蒸籠」も印象的。塩麹の力で繊維がほどけ、むね肉とは思えないやわらかさに仕上がっている。粗挽き胡椒や柚子胡椒で、味の表情を変えながら楽しめる。
カフェメニューにも自信を持っている。「石畳団子」はその代表格だ。卓上で客自身が団子を焼くスタイル。みたらしやつぶあんなどを選ぶ時間も、この場所ならではの楽しみだ。
石畳を行き交う人の足を、そっと休ませる場所。島田・金谷の歴史とともに味わう一軒が、「石畳茶屋 縁」だ。
石畳茶屋 縁
島田市金谷坂町2482-1
電話番号:0547-39-3220
定休日:月〜木曜日(サウナは水曜日)
営業時間:カフェ 11:00〜17:00(ランチL.O. 14:00 / カフェL.O.16:00)
Pあり
