15歳の少年が中学校卒業後に大相撲佐渡ヶ武部屋に入門!静岡市の中学生が角界入りするのは13年ぶり
静岡市立長田南中学校3年、芳野竜汰さん。
まだあどけなさが残る15歳が、“大きな決断”をしました。
芳野竜汰さん(15)
「将来的には横綱を狙いたい。」
中学卒業後に進むのは高校ではなく、大相撲の世界。
親元を離れ“異例の挑戦”をする理由とは・・・。
芳野竜汰さん
「静岡県の中3の中でも弱い方にいるから」
実は、芳野さんにはこれまで、個人としての優勝経験が一度もありません。
中学最後の大会も東海ベスト8。
その悔しさが芳野さんを奮い立たせました。
芳野竜汰さん
「心に思っているのは、周りを見返してやりたいという気持ち。
弱い方にいた自分が力士になってここまでやれたんだぞ!みたいな」
一方、やる気いっぱいの息子を横目に、両親の胸の内には複雑な思いが…
母恵美さん
「最後まで反対して高校出てから相撲部屋に行くように話はしてきたが、本人の気持ちは変わらず」
父浩雅さん
「(相槌)固かった。結構複雑かな、頑張って来いと言ってはいるものの近づくにつれて寂しいなって言う面もある。」
高校進学を考えていた中、去年11月、父・浩雅さんが連絡を取り実現した佐渡ヶ嶽部屋への合宿参加。
この経験が、芳野さんの運命を変えました。
芳野竜汰さん
「佐渡ヶ嶽部屋の力士たちはみんな優しくて、かっこいい部分もあるから、自分も将来そんな感じになりたいなって。自分で(入門を)決めました。」
母)恵美さん
「行かせるって決めたので本人を信じていい報告を待つのみかな。」
背中を押してくれた両親。
その期待に応えるべく、トレーニングに励んでいます。
芳野竜汰さん ※トレーニングINS
「行くって決めるまで色々親に迷惑とかかけっちゃたからその分も親孝行したいなって。大相撲の世界で1勝でも多くとれるように頑張ります。将来的には横綱を狙っていきたいです。」
そして5日、静岡に足を運んだ佐渡ヶ嶽親方。
入門会見を中学校で開きました。
すると、親方から重要な発表が・・・。
佐渡ヶ嶽親方
「5月場所に番付表に琴芳野でのります」
しこ名は「琴(こと)芳野(よしの)」
この名前を背負う本人の感想は・・・。
芳野竜汰さん
「響きはめちゃくちゃいいです(会場笑い)。まずは関取になれるよう頑張りたいです。20歳前半ぐらいには(もっと早くてもいいよ 笑)自分が決めた道なのでついていけるようにがんばりたいです」
佐渡ヶ嶽親方
「馬力もあるし、差し相撲のうまさが光っていましたので、これは、いろんな力士の技を教えていきたい。筋肉のつき方もすごくいいので、この相撲の世界は大きいから強いとか、そういうのは全く関係ないので、私は大きい方だったので、やはり小さい当てが苦手だった。自分がそういう対戦相手になったときにいやな思いをしたので、相手が嫌な思いをするようなそういう技を磨いていきたいと思う。」
芳野竜汰さん
「体のでかさは違うけど、(同じ部屋の)琴桜みたいになりたいし、技のうまさでいったら安青錦みたいになりたい。入門してからもっとあたりを強くしたりとか勝負を決める速さを鍛えていきたい」
琴芳野は5日から佐渡ヶ嶽部屋へ。
3月の卒業式まで、馴染みの校舎とはお別れです。
友人たちに見送られ、旅立ちのとき。
「竜汰頑張れよ!」
あふれだす思い。
いつかこの涙を、喜びの涙に。
15歳の若武者の挑戦が始まります。
