熱海富士あと一歩及ばず優勝決定戦で敗れる 大相撲初場所 熱海市と「めし しんちゃん」の熱い一日
大相撲1月場所 千秋楽。静岡県出身力士として初の優勝を目指す熱海富士は優勝決定戦で新大関の安青錦(あおにしき)とぶつかりました。
1月11日から始まった大相撲1月場所。
好調の中迎えた9日目。
熱海富士の前に立ちはだかったのは、東の横綱「豊昇龍」。
横綱相手に圧巻の「押し出し」で、初の金星を挙げると、翌日・・・
西の横綱「大の里」からも金星。
2日連続で横綱相手に金星を挙げる活躍を見せました。
熱海市PV会場
山﨑優ディレクター
「熱海富士の地元、熱海市のパブリックビューイング会場には、およそ100人が応援に駆けつけています。地元から熱海富士にエールを送ります」
県内出身力士として初の幕内優勝をかけて迎えた、きのうの千秋楽。
地元・熱海市内に設けられた特設会場には
熱海富士を応援しようと多くの市民らが集まりました。
来場客
「ドーンと豪快に勝ってもらいたい」
来場客
「朔太郎頑張れ~!」
三島市「めし しんちゃん」
今回の一月場所は、熱海富士にとっても特別なものとなりました。
その理由が、高校時代の下宿先にあります。
「めし しんちゃん」杉山美香さん
「信二さんが生きている時に「本当に三役・大関になったら夢だなー」って本当に言っていたの。」
三島市の食堂「めし しんちゃん」。
高校時代に下宿していた熱海富士を育てたのが、店主の杉山信二さんです。
杉山信二さん(2023年当時)
「いい子でね素直で、素直に「はい!」って返事して、返事して「はい!」って言うけど聞いてない。そこが熱海富士ですね。」
熱海富士の話になると、うれしそうに取材に応じてくれていた信二さん。
ところが去年9月、医師から宣告が・・・。「ガン」でした。
余命1年半と言われていた信二さんでしたが、2カ月後の去年11月、62歳の若さでこの世を去りました。
「めし しんちゃん」
「めし しんちゃん」杉山美香さん
「まだまだ生きる予定だったのに。お相撲も見に行く予定だったし」
信二さんの写真と共に、三島から両国へ思いを届けます。
1月場所 千秋楽 安青錦×熱海富士
「優勝決定戦にござりまするぅ」
熱海富士が土俵に上がると、美香さんの目には涙が…
「めし しんちゃん」 杉山美香さん
「見たかっただろうなと思って…」
静岡県出身力士として史上初の幕内優勝なるか。
安青錦21歳、熱海富士23歳、若武者同士の頂上決戦が始まります。
立ち会いから圧をかけ、土俵際まで追い詰めるも、最後は安青錦の首投げに屈し、初優勝はなりませんでした。
熱海PV会場の客
「残念だけど、よく頑張りました。感動しました」
「めし しんちゃん」杉山美香さん
「残念でした。残念だったけど…。この優勝決定戦を信二さんが生きてて見てもらいたかったと本当に思う。でもしょうがないもんね。まだ次があるから!サボらないで頑張って稽古して精進だね!
それでも自己最多の12勝を挙げ、敢闘賞を受賞した熱海富士。
来場所は静岡県出身として戦後初となる「新三役昇進」に大きな期待がかかります。
