浜松市出身のプロウインドサーファー守屋拓海選手 19歳で日本のウインドサーフィン界の将来を担う

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ミラノ・コルティナオリンピックは終わりましたが、海のフィギュアスケートと呼ばれる「ウインドサーフィン」のプロ選手が浜松市にいます。弱冠19歳で世界を舞台に戦う、その姿を取材しました。

 海の上をさっそうと走り、風を操りながら繰り出される技の数々。

 ボードに乗っているのは、浜松市出身のプロウインドサーファー
守屋拓海選手です!

 フリースタイルの種目で19歳ながら、国内ランクは5年連続1位。

 世界ランクは6位と、トップ選手への階段を着実に登っています。

 今回、そんな守屋選手の練習を取材させてもらいました。

大野裕輝記者
「浜松市の村櫛海岸に来ています。目を開けるのもやっとというぐらいの非常に強い風が吹いているんですが、この風がウインドサーフィンにおいて最も大事な要素だということなんです」

 オフシーズンを浜松市内の実家で過ごしていた守屋選手。

 この日は幼少期から慣れ親しんだ地元・村櫛の海岸で練習に励みます。

守屋拓海選手
「フリースタイルからするとベストな風なのかなと」

 風を操りあっという間に岸から50メートルほど離れたところへ。

 今、挑戦しているのは空中で2回転する「エアーカビクチ」という技です。

 最も難易度が高く、成功すれば国際大会でも上位にグッと近づくといいます。

守屋拓海選手
「結構きょう風の強弱が激しくてなかなか苦戦してました。自然の中で行うスポーツなので、非日常的な感じを味わえるのは楽しいなと」

 風と一体になって技を繰り出す、ウインドサーフィン。

「エアーカビクチ」
「エアーカビクチ」

 守屋選手が競技と出会ったのは、6歳の頃でした。

 きっかけは自身も選手だった、父・慎二さんの存在です。

父・守屋慎二さん(65)
「一緒に旅行に行ってね、例えば一緒にウインドサーフィンでもできたらなと思って。そのぐらいかな。始めるきっかけ。それでちょっと教えてあげようかなと思ってね」

 競技の楽しさを知ると、メキメキと実力をつけていった守屋選手。

「もっと上手くなりたい」

 その思いはいつしか、世界で活躍するという夢に変わっていました。

6歳の頃の守屋選手
6歳の頃の守屋選手

 迎える来シーズン、掲げる目標があります。

守屋拓海選手
「ことしはワールドカップという世界大会で3位以内に入りたいと思っています」

 去年、スペインで開催されたワールドカップでは惜しくも4位。

 日本人最高順位でしたが、あと一歩でメダルを逃す悔しい結果に。

 自身の活躍が競技を広めるきっかけになると守屋選手は考えています。

守屋拓海選手
「やっぱり今まだマイナーなスポーツで、知らない方も多くいると思うので、自分は今後より多くの人にウインドサーフィンを知ってもらえるような機会ができたらなと思っています」

 弱冠19歳。

 あどけない表情を見せながらも、その胸の内にはウインドサーフィン界の将来を担う強い覚悟を秘めていました。

守屋拓海選手
守屋拓海選手