トランプ大統領はイランとの協議が2日以内に再び行われる可能性を示唆 重油不足の影響は静岡県内の医療品メーカーにも

 トランプ大統領はイランとの協議が2日以内に再び行われる可能性を示唆。一方、重油不足の影響は医療品にも及んでいます。

●トランプ大統領:
「君はそこに留まるべきです。なぜなら今後2日間で何かが起こる可能性があり、我々はそこへ行く可能性が高まっているからです」

 イランとの対面協議が行われたイスラマバードに滞在する記者に、こう話したというトランプ大統領。今後2日以内に、パキスタンで2回目の協議を行う可能性が浮上しています。

●トランプ大統領:
「先方から連絡がありました。彼らは合意に向けて必死のようです」

Q.膠着状態になったのは核問題が理由ですか?
「そうです。多くは合意しましたが核の放棄が拒否されています。しかし、必ず同意するはずです。さもなければ今後一切、合意はありません」

 ニューヨーク・タイムズによると、パキスタンでの1回目の協議で、アメリカはウラン濃縮活動を20年間停止するよう要求。イランは最長5年なら受け入れられると回答し、折り合わなかったということです。

 交渉団を率いた、バンス副大統領。協議を打ち切ったのはアメリカ側の判断だったと明かしました。

●バンス副大統領:
「最終的にパキスタンを発ったのは、イラン側が我々の条件を持ち帰り、最高指導者か誰かの承認が必要だと見えたからです。画期的な合意はあり得ます。次に進めるかはイラン次第です」

 AP通信は、早ければ木曜日にも2回目の協議が行われる可能性があると報道。ロイター通信は、イランの高官筋の話を伝えています。

●イラン高官筋(ロイター通信):
「具体的な再協議の日程は、まだ決まっていません。ただ、交渉団は金曜日から日曜日まで予定を空けています」

 停戦協議への期待感から、きょうの日経平均株価は取引開始から値を上げ、およそ1カ月半ぶりとなる5万8000円台となりました。

トランプ大統領はイランとの協議が2日以内に再び行われる可能性を示唆 重油不足の影響は静岡県内の医療品メーカーにも

 原油の先物価格も下落し、およそ3週間ぶりに一時1バレル=80ドル台に。ただ、供給不安を解消するにはほど遠く、日本への影響も深刻さを増しています。

 袋井市に工場を持つ、医療機器メーカー「カーディナルヘルス」。新生児用カテーテルのトップシェアを誇ります。

 体の小さな乳児への栄養補給など、新生児医療には欠かせない、太さ0.5ミリ以下の繊細なチューブ。薬剤などを注入するためのアダプターは、手作業で取り付けられます。組み立てられた、カテーテルは…。

● カーディナルヘルス袋井工場 松田真也工場長:
「1日に1度のサイクルで、そちらで滅菌している。あちらが滅菌機になる」

 滅菌機の燃料には、重油を使います。イラン情勢の悪化を受け、先月、卸業者からの供給が一時的にストップしました。

● カーディナルヘルス袋井工場 松田真也工場長:
「弊社の製品は患者の体の中に入る製品が多い。減菌できないと製品の出荷ができない」

 こうした状況をなんとかしようと、政府が立ち上げているのがタスクフォースです。

 これまで卸を介していた燃料について、元売りに要請し、医療や福祉、公共サービスを手掛ける現場に直接供給するよう、促すものです。

 こちらの会社も…。

●カーディナルヘルス袋井工場 松田真也工場長:
「厚生労働省のほうに『こういった状況です』と連絡して、ミーティングを開きながら状況をお伝えしたという形」

 政府のサポートに加え、卸業者の協力もあったことで、6月までは供給のめどが立ちました。ただ、今後も予断を許さない状況に変わりはありません。

●カーディナルヘルス袋井工場 松田真也工場長:
「今、工場で稼働しているボイラーが4基ある。半分の2基をガスのタイプに置き換えることを検討している。そもそもの使用量を減らすため、製造中の稼働時間や効率的な生産を考え、この事態を乗り切るという形を考えています」

トランプ大統領はイランとの協議が2日以内に再び行われる可能性を示唆 重油不足の影響は静岡県内の医療品メーカーにも