なぜ?ブーム 背徳の「ギルティグルメ」…健康志向の真逆「高糖度・高カロリー」 背景にあるのは「ストレス」?
古賀りなアナウンサー:「静岡市内のスーパーです。入り口近くには、ひときわ目を引くパッケージの商品が展開されていて、『ギルティ炭酸』と書かれています」
発売からわずか1週間で出荷本数2000万本を突破した「ギルティ炭酸NOPE(ノープ)」。ギルティという名の通り、罪悪感を感じてしまいそうな甘さ。カロリーはペットボトル1本で336キロカロリーと、ハンバーガー1個分に相当。健康志向の逆を行く「高糖度・高カロリー」がコンセプトです。実は近年、こうしたカロリーやボリューム満点の食事を楽しむ“ギルティ消費”がブームになっているというんです。
実際、スーパーの売り場にも、変化が…。
古賀アナ「こちらのパンコーナーでは、『カロリーは見ない日。背徳解禁フェア』が行われています」
田子重西中原店 増田克己店長:「以前『でか盛りフェア』ということで、クリームたっぷりとかあんこたっぷりのような商品を作ったところ、好評だったものですから、今回カロリーを気にしないで、おいしくいただけるという商品を開発した」
4月始まったというこちらのフェア。マヨネーズたっぷりのハンバーガーや、分厚いメンチカツとチーズが入ったサンドイッチなど、ボリューム満点の“背徳グルメ”がずらりと並びます。
田子重西中原店 増田克己店長:「好評です。夕方に向けてよく売れています」
現代社会のストレス20年で3倍以上に
ブームの背景には、現代社会におけるストレスが。厚生労働省によりますと、健康を損なう要因として「ストレス」を挙げる人は、この20年間でおよそ3倍以上に増加。さらに、仕事などで強いストレスを感じている労働者はおよそ7割と高い割合で推移しています。そうしたストレスを発散するため、罪悪感を感じつつも“ご褒美グルメ”を楽しむ人が増えているようです。
SNSで『背徳グルメ』を検索すると…
その広がりは、SNSにも。
古賀アナ「SNSで『背徳グルメ』と検索すると、出てきました、出てきました! いや~すごいですね~。皆さんギルティなグルメ楽しんでいますよ。見ているだけでカロリーを摂取した気分になれます」
見た目のインパクトも抜群なハイカロリーグルメ。SNSでは、インスタントラーメンなどを使って自宅でアレンジしたギルティグルメが多数紹介されています。
街の人は…
そこで、静岡の街で聞いてみました。皆さんはどんなギルティグルメを楽しんでいますか?
30代男性:「インスタントラーメン、カップラーメンは食べちゃいますね。激辛ラーメンに卵とチーズ、ちょっと豆乳とか入れたりしてアレンジ。まろやかピリッとみたいにしている。『めっちゃおいしかった~!うわ食べてしまった~』みたいな感じ。後から罪悪感がくるから、ギリギリ罪悪感。49対51」
20代女性:「カップラーメン食べて、麺食べたあとにその汁を残すのがもったいないから、ご飯入れて食べたりチーズ入れたりして、リゾット風に。めちゃくちゃ幸せで、疲れた身体にハイカロリーなもの食べて、幸せ~!ってなって、もうそのまま寝ちゃいます」
“ 甘さ”でストレスを発散する人も。
20代女性:「パンにバターと砂糖をめっちゃかけてトースト。砂糖でパンの表面が白くなるくらいまでつけます。めっちゃヤバいもの食べちゃったなって気持ちになります。でもおいしいから大丈夫です」
飲食店にも広がる「ギルティグルメ」
思い思いのスタイルで楽しまれているギルティグルメ。県内の飲食店にも広がっています。
静岡市にある「テキーラダイナー」。備長炭と藁で香ばしく焼き上げる、こだわりの肉が自慢のレストランです。こちらで味わえるのが、牛肉とモツをカレー風に煮込んだ「ダーティライス」。6種類の部位をブレンドしたビーフパティと、目玉焼き、チェダーチーズをトッピングした、背徳感あふれる一皿です。
※ダーティライス(ランチ)ビーフパティ&エッグチーズトッピング1980円
古賀アナ「罪深い味がします。パンチありますね。お肉のおいしさがこれでもかと凝縮されていて、そこに後から追いかけてくる卵黄のコク、チーズのまろやかさ。とっても食べ応えあります」
こちらのお店、他にも魅力的なギルティグルメが目白押し。肉厚なパティが2枚乗ったダブルチーズバーガーも、人気メニューの1つ。ミディアムレアに仕上げたパティが、ジューシーな肉のうまみと噛み応えを生み出します。
※ダブルチーズバーガー(ランチ)2090円
さらにこちらは、大判のリブロースが贅沢に1枚乗ったローストビーフライス。肉汁をベースにしたグレイビーソースとの相性が抜群です。
※特上ローストビーフライス(ランチ)リブロース大判110g2970円
テキーラダイナー店主 岡本千比呂さん:「うまい肉にうまいソースつけて食べる感じ、掛け算的な、ずるい料理です」
ランチプレートのポテトはおかわり自由。ギルティ好きには、うれしいサービスです。
テキーラダイナー店主 岡本千比呂さん:「皆さん今頑張っているじゃないですか。だから自分へのご褒美じゃないですけど、たまには、ちょっと自分に許してあげる、いつも厳しく律しているんだったら。そういう時に来てほしい」
ストレス発散のため、頑張ったご褒美で。健康には十分気を付けながら、たまには自分なりの“背徳の味”を楽しんでみるのもいいかもしれません。