片山財務大臣「(食品消費税0%)選挙公約は非常に重い」 川勝前知事「(JRとの対話は)終わってません」 GW初日に国道通行止め 鉄道料金2.6倍値上げへ 10分でわかる今週の静岡
今週の静岡県内の動きを10分で紹介する「ニューストピックス」です
GW初日に大打撃…国1バイパス落石で通行止め
進士陸斗記者(4月29日/静岡・清水区):「興津インターチェンジの近くです。多くの車がUターンで引き返しています」
国道1号バイパスで発生した落石。祝日の大動脈を直撃しました。29日午後11時ごろ、静岡市清水区の国道1号・富士由比バイパスで、「落石のようなものが散乱している」と通行人から警察に通報がありました。
警察によりますと、のり面が2カ所崩れ、通行止めが発生。タイヤがパンクするなど、少なくとも車5台に被害がありましたが、けが人はいませんでした。コンクリート片が落ちていたのは興津東町です。この影響で、現場では上下線ともに通行止めが発生。
落石発生の翌日、由比漁港の近く、寺尾インターチェンジ付近の情報カメラには、祝日に発生した大渋滞の様子が…。
周辺では通行車両を迂回させる措置がとられましたが、24時間後に上下線ともに通行止めが解除されました。
大井川鉄道井川線大幅値上げへ
大井川鉄道は井川線の運賃を来月から現在の2倍以上に値上げする方針を決めました。大井川鉄道によりますと、6月1日から井川線と朝と夜の2便を除いた8便を観光列車として運航し、運賃に「企画料」を上乗せするということです。
井川・千頭間の料金は現在の1340円に企画料を加え、およそ2.6倍の3500円に値上げされる予定です。
大井川鉄道は沿線の住民に2年間無料ですべての便に乗車できるパスを発行し、利便性を確保するとしています。沿線の川根本町は大幅な値上げについて、4月14日に初めて聞かされたといい、値上げにより観光客が減少するのではと懸念しています。
片山さつき大臣が消費税食料品0%について「選挙公約は非常に重い」
女性初、そして静岡県初の財務大臣に就任した片山さつき財務大臣が4月28日、「とびっきり!しずおか」のスタジオに生出演しました。
片山さつき財務大臣(とびっきり!しずおか/28日):「17年ぶりのとびっきりですごくうれしいです。よろしくお願いします」
橋本ありすアナウンサー:「財務大臣就任後、静岡のテレビ局の番組に出演するのは初?」
片山大臣:「初めてです。ずっと調整してたんですよ。やっと念願かなって」
実は、片山大臣、過去にも「とびっきり!しずおか」に出演したことがあります
片山さん「どうも片山さつきです」
大沼さん「楽しみにしておりましてね」
片山さん「私もこの番組、大ファンです」
17年ぶりとなった出演では、実現に暗雲が垂れ込めている「食品消費税0%」について言及しました。
Q.「やはり選挙で信任を得た、しかも公約ですからね。消費税の2年間食料品0っていう、これ自体を見送るっていうことはないのかなと思って。それで、大臣、そういう理解でよろしいでしょうか」
片山大臣:「これはもう選挙での公約は非常に重いし、自民党と維新の会との連立合意でもありますからね。そういう意味では重く受け止めるのは当然であります。総理がそこまでおっしゃっているんですから、そこを目指して、もう事務方を率いている私としては、もう最善の努力をするんでしょう。ただ、経済が生き物だから、その判断を総理が変えたら別ですよ、それは別ですけど、今のところはもうそれはそういうことです」
川勝前知事が静岡にリニア問題にも言及
司会:「(拍手)改めまして川勝先生こんにちは。ようこそ静岡へ。お帰りなさい」
川勝平太前知事「ご無沙汰しております。川勝でございます。」
今週水曜、静岡市内で開かれた合唱団の演奏会に川勝平太前知事が参加し、リニア問題にも言及しました。
川勝前知事が作曲した「富士山讃歌」という曲では、自ら指揮をしました。
演奏会終了後取材に応えた川勝前知事。現在長野県に住んでいて、静岡県を訪れるのも去年7月以来です。
川勝前知事:「きょうは来る途中に雲間から富士山が見えましたのでね、久しぶりに見るなと思ってね。とても嬉しかったです。(合唱は)感動。感動につきますね。はい、もうほんとに嬉しかったです」
そして、川勝前知事といえば…。
川勝知事(当時)
「静岡県にリニアなんていらないんです」
「静岡がリニア工事を遅らせていると言っているのだ誰ですか、水島ですか…」
リニア新幹線を巡っては、3月、県とJR東海の間で水問題など28項目の対話が完了。鈴木知事が政治判断を下せば、静岡工区の年内着工の可能性も出てきています。
知事辞任から2年間、リニアについて沈黙を守っていた川勝前知事ですが…。
Q:ちょっと可能ならお答えいただければと思うんですけど、県とJRの方で対話が全て終了しました。これについて、何かお答えいただけることを、思っていることがあれば、お話いただけますか
川勝前知事:「そうですね。南アルプスはですね、ユネスコエコパークでしょ。だから人類の共有財産なんですよ。そういう形で傷をつけるというのは、僕は地球倫理にもとるのではないかと思いますね」
辞任後初めて、リニア問題に言及した川勝前知事。
川勝前知事:「リニアはリニアとして、その効用があることはわかってますけれども、南アルプスは、国策として国立公園になってるわけですよ。これを保全することは国家の義務です。JR東海さんは静岡が10キロのトンネルを掘らせないから2027年の完成ができませんと。ところがですね、あの社長さんがお変わりになって、いや、遅れているのは静岡だけではありませんでしたと。各県で遅れてるわけですね、そういう。長いこと虚言を吐いてられたと。(中部電力の)浜岡原発もそうでしょ、偽のっていうとか、フェイクのですね、報告書をあげて、それで平然としていたと。これは富士山が怒りますよ。」
県とJR東海の対話が完了したことを受け、今週水曜、大井川流域の市と町は、JRの対策を了承。JRは今月から各地で住民説明会を開催する予定です。
Q:着工に関してはもうあとは鈴木知事の政治判断になりますけれども?
川勝前知事:「この間山崩れがあって、山奥に入る道にが閉ざされたために、山に残された人がいたじゃないですか、これ、工事現場ってのはですね、70人どころじゃありません。数百人働くんですよ。しかも、何年も働かなくちゃいけません。そこで病気になったらどうするんです。怪我したらどうするんです。救急車が行けませんよ。ヘリコプターも行けますか、こんなV字型のところ。だから、そこに行くための道、つまり、工事現場を作りたいというなら工事現場に行くための道ですね。これは三峰落合線、あれ5キロあります。まだできてないでしょ。ここをやって初めて工事現場の人たちの安全が守れると。ほとんど下請けで働くのは、静岡の、県民の会社の方じゃないかと思いますね。で、そういう人たちの安全を考えるのが、関係者すべての責任であるという風に思います」
Q:対話が終わったことはどうですか。一区切りですか
川勝前知事:「終わってませんよね。私は、そういう意味では、まだまだそういうことができてますかっていうことを尋ねないといけない。つまり、南アルプスのトンネル工事についての環境保全をどうするか、ちゃんと対話していくと。だから、そこに行く前の道ができてなければ、前提条件がまだできてないと。政治的判断のその前に、倫理的な判断がきっちりと共有されてないといけないと思います。今、地球倫理に反するようなことが起こらないように心から願っているというのが私の考えです。以上です」
Q:いい意味で言えば、物事がスピーディーに進んでって言ってるような印象を受けるんですけども、その辺りいかがですか?
川勝前知事:「急がば回れということです。(立ち去る)」