通学路をクマが激走…児童は保護者が送迎 校長「子どもの命が最優先。肝に銘じて対応する」 浜松市
GWの連休が明け、ふだんの生活が戻った静岡県内。しかし、浜松市の山間部ではふだんと違う行動を強いられた子どもたちが。
こちらは浜松市浜名区の小学校です。いつもと違うのは、徒歩ではなく全校児童全員が保護者による車の送迎だったこと。その理由が。
浜松・浜名区1日(視聴者撮影)
「クマ、ちょっと待って」
こちらは1日に撮影された、車のドライブレコーダーの映像。角を曲がった先に、現れたクマ。そのまま道路を30秒以上走り続け、坂道を登ります。そして、左手にある建物の敷地内へと入っていきました。
目撃されたのは、浜松市中心部から車で1時間ほどの山間の地域。浜名区引佐町の谷沢地区です。
片寄翔太アナウンサー:「クマが目撃された現場に来ています。クマはこの道を30秒以上走り続け、山の中へ入っていったということです」
番組では、クマを目撃した男性に話を聞くことが出来ました。
クマを目撃した男性:「イノシシかシカだろうと。この辺りも普通に出ますので」
Q.クマと認識した時はどのように思われました?
A.「やっぱり怖かったです。スピードも速かった
と思います」
けが人は確認されていませんが、周辺には住宅や工場などがあり、地域住民にとっては生活圏です。
クマを目撃した男性:「クマがもう身近にいるとなると、ちょっと気軽に外出できるかなっていう、そういった心配があるんですよ」
片寄翔太アナウンサー:「先ほどのクマが目撃された場所から歩いて5分ほどのこの場所。近くの学校に通う児童たちの登校の際の集合場所になっているということです」
映像の最後にクマが逃げ込んだ神社から250メートルほどの場所。ここに、集団登校の集合場所になっている公民館があります。子どもたちはクマの目撃場所を通過して、小学校へと向かうことになります。
通学路で目撃されたクマ。学校側も警戒を強めています。
浜松市立奥山小学校 藤井隆行校長:「本当にいつどこで出てもおかしくない状況と認識していますので、不安がかなり大きいですが、子どもの命が最優先、そこだけは肝に銘じて対応していきたい」
4月中旬にも、通学途中の親子がクマとみられる動物を目撃するなど、クマの出没が身近に迫っています。
保護者:「やっぱり怖いですよね。子どもたちだけで歩いているので、どうにもできない助けられないというか。その時(登下校中)に出ちゃったら」
保護者:「いついるか分からないので、山につながっていて、どこにいるかも分からないので不安ですね」
山に囲まれた地域とはいえ、クマの目撃は珍しいといいます。
谷沢地区 猿田茂雄自治会長:「ここにもクマがいよいよ来たかと。ここへ住んで60年以上になりますけど初めてです」
Q.クマの目撃はほとんどなかった?
A.「ほぼありません。だから余計にびっくりしました。人に危害を加えなければいいなと、それが一番ですね」