【高校野球】初シード藤枝東「プレッシャーあるかも」 セカンドは中学時代全国優勝 ほぼ全員が国公立大目指す…移動のバスの中でも「単語帳」
夏の高校野球はあす11日から2回戦、シード校が登場します。サッカーの強豪校として知られる藤枝東は、この夏、創部初のシード権を獲得。躍進の背景には知恵と工夫がありました。
片山真人アナウンサー:「時間とスペースに限りがある中、こちらではマシンを使った打撃練習、グラウンドでは外野手のノック練習、こちらではバント練習と時間とスペースを有効に使っています」
平日の練習時間は、平均2時間半。きびきびと、効率よく練習に打ち込みます。
内田圭太郎くん:「長い野球部の歴史を自分たちが変えられたのは、友達とか先生に言ってもらって実感します」
あす、夏の初戦・市立沼津との2回戦に臨む藤枝東。春の県大会でベスト8に進出し、創部初の夏のシードを獲得しました。
杉山慶多くん:「全員で頑張って、夏のシードを取れてうれしく思っています。部員も多くなくて練習環境もあんまりですけど」
藤枝東と言えば、選手権優勝4回の名門として知られるサッカー部。サッカー部が部員100人を超える一方で、野球部は23人。練習場は、以前ほかの高校のソフトボール部が使っていたもので、外野は50メートルほどしかありません。
ブルペンは、草が生い茂ったテニスコートの隅にあります。
小林奏太キャプテン:「狭いグラウンドでも全体を合理的に使って、空いているスペースなく常に野手とかバッティングとか使いながら練習をやってきました」
さらに、県内有数の”進学校”ならではの取り組みも…。
小林奏太キャプテン:「今年は「VRの研究」をしたんですけど…」
年に1回、高校生を対象にした「野球の研究発表会」に参加。今年は狭いグラウンドを逆手に、VRゴーグルを使った打撃力向上の研究を発表しました。
野球への科学的なアプローチを生かして、春の県大会ベスト8につなげました。
杉山慶多くん:「今回やってみて、野球も科学的にやると面白いんだなって感じました」
研究に参加したセカンドの杉山慶多選手。中学時代には、東海大静岡翔洋で全国優勝。名門・藤枝東に憧れ、進路を決めました。
杉山慶多くん:「中学は野球ほぼ一本だったので、野球と勉強を頑張れる藤枝東高校を選びました。国公立に行きたいと思っています」
筑波大学を目指す、4番・内田圭太郎選手をはじめ、ほとんどの3年生の目標は、現役での国公立大学合格です。
中村監督:「野球だけじゃなく勉強もダブルゴールを目指している。野球場に行くバスの中で単語帳を開いたり、練習が終わってからも勉強の話をしていたり、文武両道で頑張る子どもたちだなと感じます」
入学以来、文武両道を貫いてきた藤枝東ナイン。シード校として、その答えを出す夏が始まります。
杉山慶多くん:「この夏初めてのシードなので、プレッシャーはあるかもしれないけど、自分たちのプレーで一戦必勝でやっていきたい」